
不動産を売る方法には、大きく「買取」と「仲介」の2つがあります。同じ売却でも、スピード・価格・手間が大きく異なるため、どちらを選ぶかで結果は変わります。「早く確実に売りたい」のか「時間をかけても高く売りたい」のか、優先順位がカギになります。
この記事では、買取と仲介の違いを比較し、東京・首都圏でどちらが向くかの判断基準を解説します。
この記事でわかること
- 買取と仲介の基本的な仕組みの違い
- 価格・期間・手数料を比較した特徴
- 自分に向いている売却方法の見極め方
買取と仲介の基本的な違い

まずは2つの売却方法がどう違うのか、仕組みから押さえましょう。
仲介とは
仲介は、不動産会社が買主を探し、個人の購入希望者へ売る方法です。市場価格に近い金額で売れる可能性が高い一方、買主が見つかるまで時間がかかります。一般的な売却方法はこちらです。
買取とは
買取は、不動産会社が直接買主となって物件を購入する方法です。買主探しが不要なため短期間で売却でき、内覧対応の手間もほとんどありません。ただし、再販を前提とするため、価格は市場相場より低くなる傾向があります。会社はリフォームや再販にかかる費用、売れるまでの期間のリスクを見込むため、その分が価格に反映されるからです。
このように、仲介は「市場で買主を探す」、買取は「会社に直接売る」という根本的な違いがあります。どちらが優れているということではなく、何を優先するかで適した方法が変わります。
価格・期間・手数料を比較
買取と仲介の特徴を、主要な項目で比べてみましょう。
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場相場に近い | 相場の7〜8割程度が目安 |
| 売却期間 | 3〜6か月程度 | 数日〜数週間 |
| 仲介手数料 | かかる | 原則かからない |
| 内覧対応 | 必要 | ほぼ不要 |
| 周囲への露出 | 広告される | 知られにくい |
価格を重視するなら仲介
少しでも高く売りたいなら仲介が基本です。市場で買主を探すため、相場に近い価格が期待できます。
スピードを重視するなら買取
「いつまでに現金化したい」という期限があるなら買取が有利です。手数料がかからず、内覧の手間も少ない点もメリットです。
どちらが向いているか
優先したい条件によって、向く方法は変わります。
買取が向いているケース
- 転勤や住み替えで売却期限が決まっている
- 内覧対応や広告を避けたい(周囲に知られたくない)
- 築古や訳あり物件で、市場では買主が付きにくい
- 確実に現金化したい
仲介が向いているケース
- 時間に余裕があり、できるだけ高く売りたい
- 人気エリアや築浅で、需要が見込める物件
- 売却価格を最優先したい
「買取保証」という選択肢
仲介で一定期間売り出し、売れなければ事前に決めた価格で買い取る「買取保証」という方法もあります。まず高値を狙いつつ、売れ残りリスクに備えたい人に向いています。スピードと価格のバランスを取りたい場合の選択肢です。
※2026年時点の一般的な目安です。価格水準や条件は物件・会社により異なります。
選ぶ前に確認したいこと
後悔しない売却のために、依頼前に確認しておきたいポイントがあります。
両方の見積もりを比べる
買取価格と、仲介で売った場合の見込み額を両方確認しましょう。差額が「早く売るための対価」として納得できるかが判断基準になります。たとえば仲介なら3,000万円、買取なら2,400万円という見込みなら、その600万円の差を「時間と手間を省く対価」と捉えられるかどうかがポイントです。金額だけでなく、売れるまで待てる期間や、内覧の負担をどう感じるかも含めて考えましょう。
買取の条件を確認する
買取の場合は、引き渡し時期や契約不適合責任の扱いなど、条件面も確認が必要です。価格だけでなく、手続きの負担まで含めて比較しましょう。契約不適合責任とは、引き渡し後に見つかった不具合について売主が負う責任のことです。買取では、この責任が免除される契約も多く、後々のトラブルを避けやすい点はメリットといえます。
売却の目的を整理する
最後に、なぜ売るのかという目的を整理しておきましょう。住み替えで資金が必要、相続した家を早く手放したい、できるだけ高く売りたいなど、目的が明確になれば、買取と仲介のどちらが合うかも自然と見えてきます。
よくある質問
Q. 買取と仲介、どちらが損ですか?
A. 一概には言えません。買取は価格が下がる一方でスピードと手間の少なさが魅力、仲介は時間がかかるぶん高値が狙えます。「価格」と「早さ・手軽さ」のどちらを優先するかで、納得できる方法は変わります。
Q. 買取はどのくらい安くなりますか?
A. 物件や会社によりますが、相場の7〜8割程度が一つの目安です。会社が再販時の費用やリスクを見込むためです。複数社の買取価格を比べ、仲介の見込み額とも照らし合わせて判断するとよいでしょう。
Q. 買取保証とは何ですか?
A. まず仲介で売り出し、一定期間内に売れなければ事前に約束した価格で不動産会社が買い取る仕組みです。高値を狙いつつ、売れ残りの不安に備えられます。利用条件や保証価格は会社ごとに異なるため、事前の確認が必要です。保証価格は通常の買取よりやや低めに設定されることもあるため、仲介で売れた場合との差も把握しておくと安心です。スケジュールに余裕があるかどうかで、この仕組みが向くかどうかも変わってきます。
まとめ
買取と仲介の違いは、ひと言でいえば「スピードか、価格か」です。早く確実に売りたいなら買取、時間をかけても高く売りたいなら仲介が基本です。両者の見積もりを比べ、差額に納得できるかで選びましょう。バランスを取りたいなら買取保証も検討できます。
東京・首都圏で不動産の売却をお考えなら、アークホームの無料査定をご利用ください。買取・仲介の両面から、あなたに合った方法をご提案します。
Leave a Reply